らんちゅう飼育

『魅惑の金魚』といわれているらんちゅうは、
愛好家の方々の間で大変な人気となっています。
その歴史は古く、ルーツをたどると江戸時代にまで
さかのぼります。

それからずっと長きにわたり、多くの方からの人気を
得続けてきて、改良も重ねられてきました。

ほかにも金魚にはたくさんの種類がある中で、
らんちゅうは『金魚の王様』、『生きる宝石』などとも呼ばれ、
普通の金魚とは少し違った目で見られています。

これらの呼び名からもわかるように、その姿が堂々としていて
美しいということが人気の第一の理由となっています。

こぶがある独特の形をしている頭はそれぞれの
個体によって違い、その形状の特徴によって『龍頭』、
『獅子頭』といった個別の呼称もあります。

丸くずんぐりとした胴体、お椀を伏せたような形をしている
尾びれにも優雅さがあります。
泳ぎが上手というわけではありませんが、ゆったりと池を
泳ぐ姿には目を奪われるものです。

また、らんちゅうの魅力は育て方によって個性のある
成体になるというところにもあります。
頭や尾びれの形、色目などについて、力を注ぐことによって
バランス良く育てることができます。

さらに交配させ産卵させることによって、
『自分だけのらんちゅう』をつくっていくこともできます。
品評会も行われていて、多くの方が自慢のらんちゅうを
出品し競わせています。

飼育についても熱帯魚のような大きな設備を整える
必要はありません。
誰でも飼育することができる点も、人気の理由のひとつと
なっているのです。

本や雑誌では決して手に入らない、
日らん全国大会で何度も日本一に輝いた

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