らんちゅうを産卵させよう

らんちゅうを飼育させる楽しみは、産卵させてその卵を孵化させ、
稚魚から育てることによってさらに大きなものになります。

ある程度の期間らんちゅうの飼育を続けて慣れてくると、
産卵を経験している方の話などから自分もやってみたいと
思うものです。

産卵させるためには、それ以前からのらんちゅうの健康管理を
しっかりしなければなりません。
特に水質を管理することが大切ですが、餌についても注意する
必要があります。

らんちゅうが肥満になってしまうと、特にオスに悪い影響が現れます。
太りすぎないように気をつけましょう。

かといってあまり神経質になったり過保護にすることも
逆効果になりますので、あくまで普通に運動不足にならないように、
餌をやりすぎないようにと健康管理に気を配ります。

らんちゅうが産卵する時期は、水温が20℃を超えてからです。
春以降になりますので、4月下旬以降が最適です。

よく品評会のことなどを考えて時期を早めることを考える方も
いますが、やはり水温が安定する時期まで待つことで
良い結果になる傾向があります。

また、3月下旬までのらんちゅうは冬眠状態になっていますので、
目覚めてから産卵までにある程度の時間をとることも必要です。
はじめてである方は特に、1日も早く産卵させたいという気持ちに
なりがちです。

ですが、水温が安定しない時期に生まれてしまうと育てることも
難しくなるため、失敗する危険性も高くなります。
まずは、焦らずにじっくりと進めていくことが賢明です。

産卵させようと決めたら、前の年の秋ごろから産卵を意識した
管理を心がけていきましょう。

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